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三頭山へ突き上げるヌカザス尾根には三つの山ラン有効ポイントがあり、更に三頭山から鶴峠方面に行けば二ヶ所のピークがある。三頭山は以前行っていたので、今回は五つのピークを踏むことになる。もし、三頭山が未踏なら六つのピークということになり、一日の山行としてはまずまずと言えよう。周回コースのため、鶴峠にMTBをデポしておき、帰路それを利用することにした。鶴峠と深山荘前P間は約9kmで、90%は下りのコースであるのでMTBも楽勝である。
深山荘前Pは以前、鹿倉山に行った時に利用したので詳細は分かっていた。駐車場から深山橋に背を向け、奥多摩周遊道路に入り、三頭橋を渡る。すぐに未だ閉鎖(8時開門)しているゲートを通ると、右にムロクボ尾根の登山口を見る。15分ほどで
香蘭橋
を渡り、右に大きく回りこんで行くとヌカザス尾根の登山口道標がある。イヨ山までの標高差400mは急な登りで始まり、イヨ山手前で漸く傾斜が緩む。尾根の一通過点のピークのイヨ山は展望もなく、道標にイヨ山の名がなかったらそのまま通り過ぎてしまうであろう。ヌカザス山までは一部岩がちの所の急登があり、注意したい。ピラミダルなピークに見えたが、登ってみるとイヨ山同様展望もなく、ピークらしさは感じられなかった。ヌカザス山を少し下った所でムロクボ尾根からの登路を合わせる。入小沢ノ頭の手前ピークとの鞍部から右に小道が分かれていたが、通行止めのロープが張られていた。入小沢ノ頭も展望のない、小広いピークである。ここから山梨・金風呂へ下りられるようで、その道標があった。2,3分で玉川への作業道を見送って、鶴峠分岐に着く。三頭山へ登ってから鶴峠に行くことも出来るが、三頭山は割愛し、巻道に入る。
23分程進んだ所で、神楽入ノ峰まで200mを切るGPS表示になったので、左手の広い斜面に足を踏み入れる。巻道を進んで尾根道に合流してから戻って神楽入ノ峰に向かっても良いが、最短距離で神楽入ノ峰に行くのには、途中から左の登り易い斜面を登ろうと思っていた。「林班界標」の表示のある緩い尾根末端から強引に登ってみたが、それほどの薮でもなく8分ほどで尾根道に出た。ピークを少し過ぎた尾根のようで、200mほど戻るように登ると神楽入ノ峰であった。ここにはその山名明記はなかったが、木々間から冨士山が間近に見え、今回の山行中唯一の開かれた展望であった。気温と湿度が低いため、クリアな透明感の青空と冨士山の写真が撮れなかったのは残念であるが、大満足で山頂を後にする。下って巻道に合流し、数分で小焼山への登りとなり、再び巻道と分かれる。小焼山は殆ど人が行かないのであろう、藪っぽい中を、尾根通しに潅木を掻き分けて登って行けば数分で小焼山のピークに着く。ここでは展望は全くなかったが、彫られた私製の立派な山名版が木に付けられてあった。黒川鶏冠山の7N2XXYS局と10年ぶりの交信を行うことが出来た。
小焼山からは薮の中を尾根を外さないように、最後は潅木を強引に掻き分けて巻道に下り立つ。後は緩い下りの巻道を進むだけである。向山(オマキ平)の分岐を見送って進むと、巻道が突き当たるようになる。古い木の道標が左の小道を指しており、辛うじて峠の文字が読み取れたため、そちら方面に入る。すぐに杉木立の中の道となり、花粉の飛散が終わったとはいえ、時折大きなくしゃみをしながら下って行く。時折、車の通行音が聞こえだし、峠が近いことを知らせていた。
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