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便ヶ島に下山の予定で、車を便ヶ島に置き、易老渡に戻る。
易老渡駐車場近くの吊橋にて遠山川を渡って、面平までの標高差500m程の急登を登ることになる。ジグザグの道は作業道と交差するが、よく踏まれているので間違うことはない。それよりも、低い標高で蒸し暑さも加わり、直ぐにびっしょりになる。樹林帯の中に道標のある面平は格好の休憩場である。ここから易老岳まで、距離はあるものの緩斜面の登りが続き、2254m三角点の手前にちょっとした岩場の通過がある。
易老岳の山頂は、茶臼岳と光岳分岐から2〜3メートル奥まった所にある。430FMにてCQを出すが、応答がないので諦めかけていたところ、名古屋のJP2WBWが救いの手を差し伸べてくれた。ここまで、展望も全くないと言って良いであろうが、ようやく三吉ガレで、西方面が望まれ、山深さを思い知らされる。
易老岳から三吉平まで大きく下りこみ、静高平まで登り上げてセンジヶ原を経て光小屋に至るが、静高平までの登りが、今日最後の踏ん張り所である。
陰気な三吉平から涸れ沢のような石のゴロゴロした登路を、前方の明るい静高平まで高山植物を愛でながら、また一方で、樹林帯から低木帯に入り、頭上からの太陽の強い日差しに照りつけられ体力を消耗させられる。ようやく登りきった、少し先に冷たい水が待ち受けていてくれた。涸れることもあるようだが、清水が流れていた。光小屋からの水場は少々遠いので、着いてから水を汲みに行くより、ここから小屋まで15分なので、5ℓのポリタンク満杯にして運ぶことにする。
途中、センジヶ原の左手に位置するイザルヶ岳に寄って、今日一番の大展望に満足する。木道脇から20分弱で行くことが出来、広い山頂からは四方の展望がよいが、明日目指す、上河内岳、聖岳方面はガスで見えなかった。光岳方面も時折ガスがかかって来ていた。5ℓのポリタンクの蓋の締りが余り良くないので気にかかり、直ぐに木道に戻って光小屋に歩を進める。
小屋の上と下の二ヶ所にテント場があり、近いのは上の方で、イの一番で設営する。光小屋にはバイオトイレが設置され、その説明を受け利用することになる。また、二食付きの宿泊は50歳以上の方とか午後3時までの到着者に限られるとか、細かい利用条件があるので注意が必要である。
小屋から15分で展望のない光岳山頂だが、直ぐ先に深南部の山々が見渡せる展望台があり、また7分程先に光岳の山名の由来になった光石があるので行ってみた。崩れやすいようだが以外にしっかりとした石の上に立てば、未だ行ったことのないので山座同定出来ない深南部の大無間山、池口岳、加加森山などが見渡せた。また、可憐な勿忘草が石に張り付いて咲いていたのには吃驚した。
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