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国道152号線、いわゆる秋葉街道の大島バス停から3.5km池口方面に入って遠山氏宅の私設林道入り口に至る。途中、池口橋手前の作業モノレール小屋の300m手前で鶏冠山への登山口「池原ルート」の道標を確認する。登山者カードボックスと登山ガイド図の入った箱が設置され
た林道を進む。
すぐに左にカーブして行くが、路面状態は深く抉られていたり、落石が多かったりと車高の高い四駆なら入って行けるが、普通車は到底無理である。500m程で路面状態は良くなるものの、スタックして遠山氏に迷惑をかけると困るので入り込まない方が良いであろう。
1.5km林道を歩いて行くと、駐車場のような広い空き地の先の左に簡易トイレがあり、左カーブした林道右手に登山口がある。遠山氏宅が標高890mで、ここ登山口が1060mということであり、池口岳への標高差1300mの登りが始まる。
ヘッドランプの明かりで進む道は、カラマツの植林内に入ると作業道が交差しているので行く手を迷うことがあった。徳造平の三角点は知らぬ間に過ぎ、突然大岩にぶつかる。ランプの明かりで祠を確認し、山ノ神の通過点であることを知る。ルートは大岩の左手から上に
あがって、登りが落ち着くと面切平の道標を木の幹に見る。
面切平を過ぎると漸くヘッドランプの明かりも仕舞い込むことが出来るようになる。途中、緩い尾根を乗り継ぐような地点があり、その先を下った所にうしくびの道標が木に付けられていた。カラマツとブナの林間地の緩い登りから苔生した登山道を一登りすると笹に道になって行く。前黒薙の笹原に朝日が当たり始めていた。
笹原を過ぎると黒薙のガレの縁に出て、縁沿いに道は続く。展望が開かれ、前方の池口岳の左手から太陽が出ており、向かい側の鶏冠山への尾根を明るく照らし始めていた。ガレのピークが黒薙の頭で三角点を見る。緩い上り下りが何度か続き、コメツガのような木々の間の急な登りとなって行き、利検沢の頭に至る。
1902mの利検沢のピークから再び下って行くと、左側がガレている所に出て、南アルプスの聖岳方面の展望が開かれる。光岳は未だ視野に入らないようであるが、この西尾根で唯一と言って良いであろうか、南アルプスの雄姿が綺麗に見られる。展望の後は再び苔生した樹林帯の中の登りで小さな石柱のある小ピークに着く。
小ピークからの下りで右側がガレているザラ薙を過ぎれば草地のザラ薙平で、どこにでもテントは張れそうだが、潅木の中のためそれほど明るい空地ではなかった。少し行った所に水場の表示はあったものの、右側の池口川へ大分下って行かなければならないようである。平坦なザラ薙平を過ぎれば、登りは段々きつくなってくる。
原生林のような森の中、2000mと2100mのピークを過ぎると、右側がガレている地点に出て池口岳が間近に見られるようになる。狭い尾根になったかと思うとロープが設置された岩場に行き当たり、下ってから再びロープのある岩場を乗越す。どちらの岩場もロープに頼るほどではない。この先すぐに光岳の分岐に出合うことになる。
分岐からいよいよ最後の登りに入り、途中、漸くと言った感じで光石が一際目立つ光岳の展望が得られ、気を良くして池口岳北峰に立つことが出来た。潅木に囲まれ展望は芳しくないものの、深南部の静寂に一人ほくそ笑んでいた。
CQを出すとすぐに、焼津市から応答があり、南峰に向うことにした。
今までの道と違って多少薮っぽい急降下の道で鞍部に下り立つと、右側のガレの縁からのぞき窓のような展望が開け、笹原の登りとなる。北峰までは靴が濡れることはなかったが、霜の付いた笹原の登りで靴内部まで水が滲みこんで来てしまった。南峰は小広いものの、それほど展望は良いとも思えず、一局交信した後、すぐに居心地の良い北峰に戻ることにした。
下山後の一浴は遠山郷の「かぐらの湯」(TEL0260-34-1085)が良いであろう。近くにはコンビニはないもののスーパーがあるので食材の買出しには都合が良い。
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