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清水ICから静清バイパスに入り、井川・梅ヶ島への県道27号線に入る。油島から井川への道標にて左折し、落合の玉川橋を渡り、直進する。右折しても良いが道路状態は悪いので、直進して一車線ほどの舗装路を富士見峠越えで、ひたすら井川湖を目指す。田代集落の入り口にあるおでん屋さんの前を入って
行けば諏訪神社前に出る。
田代集落の中程にあるトイレ前の駐車場から登っても良いが、この諏訪神社前まで上がれば多少の時間の節約が出来る。おでん屋から1kmで諏訪神社だが、田代林道は未だ先に伸びている。諏訪神社の湧き水は蛇口があったが、涸れているのか、すぐに出なくなってしまった。神社前に大無間山の指導標があり、それに従って薄暗い桧林の中に入って行く。
すぐに鳥居をくぐって、左から田代からの道を合わせる所に大無間山の指導標があり、右の山中に入る。鬱蒼とした植林内を登り、右手に送電線の鉄塔を見て、田代からのもう一本の登路と合わさる雷段に着く。ここで、尾根に乗り、小無間山まで一本道である。台風一過の後の所為なのか、やたら蜘蛛の巣が多く、P4の急登の手前まで蜘蛛の巣だらけで登る羽目になる。
打ち捨てられたワイヤーを見ると、左下に倒壊した造林小屋があり、沢音が一段と高鳴っていた。次第に急な登りになり、諏訪神社から約1000mの標高差でP4の1796m三等三角点に着く。数メートル先の林の中に市営小無間小屋が建っており、小屋内部で焚き木をするため、煤臭いものの、一夜の宿としては十分である。
未明にヘッドランプでP3、P2、P1と過ぎ、P1と小無間山間のガレ場の先からの登りで、振り返ると冨士山が見え、朝日も右から登り始めていた。足下が切れ落ちたこのスラブ状の崩壊地点辺りが鋸歯尾根での一番緊張する所か。小無間山までの300mの急登をこなせば小無間山山頂に出る。
樹林に囲まれ、展望のない小無間山山頂には三等三角点があり、テントも張れるスペースは十分にある。朝早かったので、無線は帰路にすることとして、小休止で南西に下る大無間山への道に進む。鋸歯尾根から解放され、気持ちの良い小広い尾根から左手が大きくガレているピークに着く。目指す大無間山が見えるが、まだ遠そうである。
ガレのピークから緩く下って、細い気持ちの良い尾根道が続く。中無間山へは尾根通しではなく、ピーク手前で右に巻く道を進み、タイガーロープで進路を左手に曲がるように指示されると中無間山山頂であった。壊れた山頂版があり、辛うじて中無間山の文字が見えた。ここで無線機に電源を入れたが、山中深いのか、CQでは応答がなく、ブレークを入れ、交信を行う。
数分緩く下って行くが、道が不明になって来ると二重山稜地点になり、大きな倒木の根本の横を通って、右の尾根に移る。倒木も多く、分かりにくい道が続くが、赤テープ類に注意して進めば問題ないであろう。急にヤセ尾根に登るようになり、大無間山の右の肩に乗ったようになる。すぐにもピークかと思われたが、緩い登りがまだあった。
右から不意に道が合わさると、その先が大無間山の山頂であった。尚、この右からの道は三方峰を経て寸又峡への道である。平坦な山頂には一等三角点があるが、廃材やら青いビニールシート類が散乱しており、或いはテント場として利用されているためか、余り綺麗ではなかった。前無間
山方向に水場20分の表示があったが、水場の確認には行なかった。
往路では分からなかったが、帰路、寸又峡への道を分け、緩く下って行くが、途中で左手に南ア方面の展望が開ける所に出ることが出来た。荒川三山から赤石岳、聖岳、光岳への稜線、その左手に双耳峰の池口岳が眺望出来た。この山域では貴重な展望地である。
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