|
帰路の途中にある遠笠山もポイント稼ぎに寄ってみた。
この広い駐車場の一段下にも同規模の駐車スペースがあるものの、冬季はトイレが使用できないのが難点である。31日の午前中まで好天の予報で、凍てつく寒さの中、向かいの登山口から山道に入る。少し下りこんで、二ヶ所の凍りついた橋を渡って、緩やかに登って行くと万二郎登山口分岐に着く。左が万二郎岳への道で、帰りはここに降りてくる。
分岐からの巻き道はアイスバーンになっている個所が多いものの、傾斜が緩いので注意して歩を進めれば問題ない。すぐに、地蔵堂分岐点で地蔵堂林道への道を右に分ける。その後、アップダウンを繰り返して、登り気味に進んでいくと、一番稜線に迫った個所で水場の道標を見る。大きな岩が重なって、今はその上に雪が積もっていた。
この先、しばらくは右側の斜面が落ち込んでいるので注意が必要であった。山腹にぶつかる地点から急な登りに入り、一登りで涸沢分岐地点に達する。りっぱな道標が建っており、間違うことはなく、左に直角に折れて登っていく。シャクナゲの群生地を登って行くが、雪で滑りやすい上に段差も大きいのでスリップしないようにアイゼンをきかせる。
ベンチが三つ置かれた小広い山頂の北側からは、見納めの富士山がくっきりとその姿を見せていた。それ以外の展望はあまり良くなく、樹間越の眺望となる。無線をしていると、万二郎方面から一人の青年が登ってきたが、この日は帰路、10人ほどと擦れ違った。いつの日か、周回コースではなく、縦走で訪れる日もあるかと言い聞かせ、山頂を後にする。
凍った急降下の坂道はほんの僅かであったが、緊張する個所であった。鞍部がシャクナゲの群生地の石楠立で、その先のアセビのトンネル終点まで平坦な道が続く。馬ノ背を登り返して、再び下って登り返した地点に雪の積もった狭い岩場があり、その上に立てば、来し方が見渡せる。そこから一投足で万二郎岳山頂である。樹木に覆われ、展望はない。
樹林帯の中の下山道は、時間が経ってきたためか雪が緩んできたように感じられ、思いの外滑らずに下って行けた。要所には柵が設置され、登山道をはずさないようにしてあった。傾斜も緩み、沢沿いになれば、しばらくして万二郎登山口に至り、周回してきたことになる。
バス停の遠笠山登山口に林道入り口があり、この林道を進めばパラボナアンテナ群の建つ山頂に至る。既に、この頃には天城山方面には雲がかかり始め、それよりも前に遠笠山はガスに包まれ始めていた。天城山の写真を撮ることも考えていただけに残念であった。
|