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布川沿いの県道を富士見山荘まで進むが、車幅が一車線区間が殆どで、また車両の往来も多いので注意したい。人気の釣り場らしく、キャンプ場をかねてのものが何箇所かあり、釣り人の姿も垣間見られた。青山山荘から少し登った狭い道路は車両で一杯で、護摩屋敷の水場で水を汲むためにやって来たものである。前方が明るく開き始めたようになると富士見山荘が近い。
富士見山荘から菩提峠方面の舗装路を進むと直ぐに右手に塔ノ岳を示す指導標がある。丹沢表尾根の登山口であり、しばらくは展望のない登山道を進む。小岩が露出し始めると大山が背後に見え始め、と同時に太平洋が左手に見えるようになるので急登も我慢できるであろう。丸太の階段状からニノ塔に至る。
ニノ塔のベンチ周辺から富士山は潅木に遮られ見えないが、三ノ塔方面に数歩歩き出せば大きくその姿を見せてくれる。休憩舎の立つ三ノ塔は台地状で展望はすこぶる良く、塔ノ岳までの尾根道が各ピーク沿いに見える。烏尾山が思いのほか低く見えるのも不思議な感じがした。行者ヶ岳から新大日へ、木ノ又大日のピークを従えて塔ノ岳が鎮座している姿は圧巻であった。
烏尾山へは一旦大きく下り、やせ尾根から背丈を越える笹のトンネルを抜けると烏尾山荘の建つ烏尾山である。行者ヶ岳の山頂付近にいる人たちが良く見える。その地蔵尊のある行者ヶ岳の山頂の前後には鎖場があり、特に、新大日に下って行く二ヶ所の鎖場はこのコースの要注意個所である。さらにその先にざれたやせ尾根があり、飽きさせない。書策小屋を過ぎ、目の前の急登を登り切れば長尾尾根の合流する新大日で、新大日茶屋が建っている。
新大日からは今までの数多くのアップダウンの疲れを癒すような樹林の中を緩く登って行く。この周辺の小屋では真新しく見える木ノ又小屋に出会い、300円のコーヒーが名物らしい。ここから塔ノ岳への最後の登りが待っている。
三連休の中日にあたる文化の日ということで、円形広場のような山頂は大賑わいであったが、風が冷たく、長居は出来なかった。富士山も山頂付近に常に雲を涌かせ、三角錐の姿を出し惜しみしていた。昨年の4月24日に登ったときはガスで見えなかった光景を写真に収め、早々と下山する。愛鷹連峰、箱根界隈、伊豆の山、光る太平洋の海原の大島が目に焼きついた。
新大日まで戻り、長尾尾根方面に入ると、急降下からタライ小屋沢を右に分けると気持ちの良い尾根道になっていく。左手には以前下山したことのある丹沢三ッ峰の稜線が終始見え、途中、何回か鹿柵のゲートをくぐって行く。キュウハ沢、本谷コースの分岐を見れば、南面を巻くようになり、しばらくして札掛と分校への分岐にぶつかる。札掛橋近くに駐車したので、今は廃校になった分校方面に道をとり、10分少々の急坂を下りきれば札掛森の家の駐車場に出る。 札掛橋から宮ヶ瀬ダムに戻ろうと車を走らせたが、すれ違いができない程車が押し寄せていた。宮ヶ瀬と秦野の両方向からの車でごった返していた。20分程で宮ヶ瀬ダムなのに、この日は1時間はかかってしまった。土日、祝祭日にこの県道を利用するのは遠慮した方が良いであろう。丹沢山の登山口の塩水橋周辺も混雑していた。 二俣から鍋割山経由で登った塔ノ岳の登山記録はこちらを参照されたい。
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