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蛭ヶ岳・檜洞山 5月22日 2003年


蛭ヶ岳
1673mH
神奈川県足柄上郡山北町・津久井郡津久井町
大山(2万5千分図) 秦野(5万分図)


檜洞丸
1600mH
神奈川県足柄上郡山北町・津久井郡津久井町
中川(2万5千分図) 秦野(5万分図)
臼ヶ岳
1460mH
神奈川県足柄上郡山北町
大山(2万5千分図) 秦野(5万分図)

檜洞丸から蛭ヶ岳間は登降差が大きく、ユーシンロッジから、或いは日蔭沢橋からの周回コースは日帰りだときついものがある。しかし、地蔵尾根のことを知り、日蔭沢橋からなら日帰りも可能と思い行って来ました。地蔵尾根とは蛭ヶ岳と姫次間のほぼ中央の1376m峰から岩水沢に落ちて行く尾根であり、その先で広河原に至るものである。急勾配の上にザレと浮石が多く、グループでの登下降は危険であり一般的には進められない。日蔭沢橋から熊笹ノ峰経由で檜洞丸までの標高差1000mを登り、蛭ヶ岳までの累積標高差600m近くをこなさなければならない。

駐車場

裏丹沢の基点となる日蔭沢橋へは国道413号の神ノ川入り口神ノ川林道に入る。終点の神ノ川ヒュッテの周辺には幾つかの駐車場があるが、いずれも有料のもので、日蔭沢橋の手前にあるこのスペースだけが無料のものである。橋の先にトイレ棟があり、水も得られる。神ノ川ヒュッテ0426-87-2418


熊笹ノ峰登山口

トイレ棟の先にゲートがあり林道を進む。堰堤のある矢駄沢橋を渡り、右にカーブするとその先に熊笹ノ峰・檜洞丸登山口の道標を見る。のっけから植林内の一本道の急登になり、ひたすら登り続ける。途中、林道を横切ると、その上辺りから自然林になり、ブナの中の気持ちの良い、しかし急登は相変わらずの斜面を登る。


熊笹ノ峰

ベンチのある1252m峰を過ぎると、登山道には笹が目立つようになり、熊笹ノ峰への稜線上の鞍部に出る。右は犬越路への道で、檜洞丸へは左手に進路をとる。西丹沢方面が開け、前方の丸くこんもりとした檜洞丸へは30分ほどである。時々、アカヤシオが見るも、シロヤシオを目にすることがなかった。時期的に遅かったのであろうか。


檜洞丸山頂

ブナ林に囲まれ展望はないものの、大きなベンチも数台置かれたかなり広い山頂である。ここまでで疲れを感じるようなら臼ヶ岳へは自重し、このすぐ下にある青ヶ岳山荘で休憩し、犬越路へと戻る周回コースをとろう。山荘付近は手入れが良く行き届いた庭園内と言った趣のある登山道を下って行く。


金山谷乗越の崩壊地点

標高差300mを一気に下って、金山谷の崩壊地点に出る。鎖でガードされているものの足元には注意して進む。ここから神ノ川乗越まで登降を繰り返すので、ツツジを愛でながらゆっくりと進むのが良かろう。誰も出会わないと思っていたが、蛭ヶ岳山荘で投宿した人たち10人程とこの先 で前後して出会うことになる。


臼ヶ岳山頂

神ノ川乗越ではユーシン沢源頭の水場10分の道標があったが、確認には行かなかった。ガレの登りを注意すれば臼ヶ岳に至る。山頂らしいピークはこの先にあるがその旨の表記はなかった。ブナ林が美しく、鹿除けの網が痛々しいものの、反対側に寄ればすーっと空にのびた蛭ヶ岳への稜線が見える。


蛭ヶ岳山荘

一旦下ってからミカゲ沢ノ頭に登り、更に再び下ってから蛭ヶ岳への辛い最後の急登の250mが待っている。背後には檜洞丸からの縦走路が一望出来、その右手には大室山が見えるので、展望を楽しみながら登れば良いであろう。この日は霞んでいたため富士山を展望できなかったが、好天時には富士山が大きく見えるであろう。


地蔵尾根分岐道標

山荘横から整備された丸太の階段を大きく下って行く。標高差300m程下るるが、以前は赤土故滑りやすく、大きく抉られ、その登下降には難儀した所も今は階段である。地蔵平手前の幾分登り上げた 登山道の左手に地蔵尾根に入って行く道標があるので見落とさないようにする。


鹿落とし下部

地蔵尾根に入って少し登り上げ、広い尾根をはずさないように進んでいくと左手に赤い地蔵尾根を示す赤い道標があるのを確認する。入り口はちょっと分かり辛いが、道標に従って潅木を分けるとはっきりとした踏み跡の急坂に入って行く。ざれと浮石で滑りやすいので落石には注意して下るが、「鹿落とし」と書かれた木の小さな案内板を見ると登山道が行く詰まったようになる。左右とも切れているので、そのまま行き詰まった個所をまっすぐに足を踏み入れると明瞭な下山道がある。右手には細いロープが設置され、木の根を掴まりながら下って行く。


カニの横ばい

落石の音が響く中を進まざるを得ないので、グループでの下山は間隔を置かざるを得ないであろう。傾斜が緩み狭い尾根を進むようになり、第五峰と書かれた道標が木に括り付けられているのを見ると、地蔵尾根のザレの核心部分は終わりを告げる。その先でカニの横ばいなどの僅かな岩稜を通過し、第三峰に至れば狭い尾根は終わり、右手の林の中に登山道は伸びている。


岩水沢下降点

新緑が美しい林の中を下っていくが、時々尾根に乗っかるように進んで行く。赤布や赤黄色テープを見落とさないようにすれば問題なく下って行ける。地蔵尾根分岐には広河原まで2時間とあり、落石に注意しながら進まざるを得ないのでその位の時間はかかる であろう。とにかく時間は稼げないと思って間違えない。いつしか沢音が大きくなってくると岩水沢にロープに掴まって降りることになる。夏場なら清涼に一息つける。ここから広河原までは左右に渡渉したりして進むが、最初から下流に向って左手の岸を進んだ方が良い。


林道脇の地蔵尾根道標

河原には時々赤ペンキや地蔵尾根と岩に書かれているが、それほど多くないものの、下流に向っていけば良いので間違えることはなく広河原に着く。前方にアーチ型の白い大きな橋が見えるので、その方向に進路をとり、最後は崖につけられた踏み後を登れば写真の林道脇に飛び出す。後は右に林道を進み、日蔭沢橋までひたすら歩き続ける。


<コースタイム>

日蔭沢橋4:25→5:11林道→6:30熊笹ノ峰→7:00檜洞丸7:25→7:45金山乗越→8:35臼ヶ岳8:55→9:55蛭ヶ岳10:20→10:50地蔵尾根分岐→11:15鹿落とし→11:22第五峰→11:40第三峰→12:21岩水沢→12:35林道12:45→13:20日蔭沢橋

<ルート図>

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