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石狩岳シュナイダーコース登山口
国道273号の十勝三股の音更川に架かる橋の袂に音更山・ニペソツ山・石狩岳・ユニ石狩岳の登山道入口道標があり、音更川本流林道に入るとすぐ1.5km地点でニペソツ山登山口への十六の沢林道との分岐になる。7.7kmで音更山登山口があり、更に進んだ9.7km地点に石狩岳登山口がある。
ホロカ温泉で3時に目が覚めたが、やはり天気予報に反して雨が降っていないことを知り、早々昨日確認していた登山口へ向かう。林道を辿ること9.7kmで、石狩岳登山口に着く。河原にヘッドライトの明かりが見え、車で入っていくと、テント前で朝食中の二人連れがいた。ここがシュナイダ-コースの登山口であることを確認し、広い河原内の駐車場に車を停める。出立の準備をしていると小雨が降り出し、しばし躊躇する。しかし、二人連れに勇気付けられ(テントを張ってまで登るという姿勢)、二人に先立ち、登山口から山道に入る。雨は降っておらず、樹林帯の中の、やや笹が煩い道を辿り始める。しばらく、林の中を進み、小沢かそれとも水の流れがある登山道か判然としない道をとるようになる。それも少しの間だけで、すぐに林の中のやや高巻く道となると、はじめてシュナイダーコースの道標に出会う。左岸から右岸に渡る渡渉点ではやや水量が多いものの、対岸に渡れる。右岸の道も笹などで登山道が覆い隠されているため、防水のしっかりしていない靴だと早くも濡れそぼってしまうであろう。
4.5km道標に出会うと、いよいよこれから急登が始まる。最初は山腹を絡んだり、ジグザグに登ったりするが、支尾根に乗ると急登はひとまず終わる。緩い尾根の登りが20分ほど続いた後、固定ロープの岩場の登り辺りから名だたる急な登りとなる。岩場の登り、背丈以上もある笹の中の突破等、気の抜けない登りが続く。雨が降っていなくても全身濡れながらの登山で、本州の快適な登山道とは雲泥の差である。ここまでTシャツで濡れに任せて登ってきたが、主稜線の手前で、長袖シャツに着替え、上もレインウェアーを着込む。ガスの切れ間から主稜線が見えたりして、思いの外短時間に登りつめられたことに気を良くして音更山からの稜線に飛び出す。雨は降っていないが、ガスに包まれた山容はそれと判然としないが、とにかく石狩岳へと足を向ける。強い風を予想していたが、殆ど無風状態で、レインウェアーが暑苦しく感じる。しかし、主稜線の登りも、時々全身を纏いつくハイマツなどで脱ぐ暇も与えてくれない。左斜面の急落もそれほど気になることなく、石狩岳の山頂に立てた。岩の露出した山頂は山名板があるだけの質素なものであった。好天ならニペソツ山の先鋭が見所なのであろうが、乳白色の山頂では言わずもがなである。所で、GPSの山頂表示は、この山名板があるピークから200m先を指し示していた。ここより1m高い1967mピークをさしているのである。足も伸ばしてみたものの、特に目立ったピークではなく、一般的には1966mピークを石狩岳としているようである。 帰路、シュナイダ-コース下降点の手前で朝の二人連れに行き交うが、交わす言葉は「生憎ですね」という常套句であった。所が、その二人連れと分かれた後から急に雨が降り出すことになった。シュナイダーコースに入って下り始めると、雷鳴も聞こえ出し、あの二人は大丈夫かと心配しながら転げるように下り始める。時々雷鳴もしたが、強い雷雨ではなかったようで、数回の雷鳴を聞いただけで済んだ。心配なことは渡渉点の水量の増加であったが、靴の中は水浸しであったので、とくに怖いこともなく渡ることが出来た。
糠平に行くのには未だ時間があったので、三股の三股山荘にて昼食を摂る。素敵なカフェ、土産物店とも違う素敵な店であった。山荘にて土産を買うが、気さくな女主人と一談義をする。石狩岳登山口の先にある岩間温泉のことを聞き、知っていたら石狩岳登山後に立ち寄ったものをと悔しがる。明日のニペソツ山後に寄ろうと決める。
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