Top Page      Report of Mt      Back

白尾山 4月18日 2003年


白尾山
2003mH
群馬県利根郡片品村
三平峠(2万5千分図) 燧ヶ岳(5万分図)


未明に戸倉スキー場に着いたが、富士見峠方面に少々入った雪道で車がスタックしてしまい(車の腹が雪面に乗ってしまった)、脱出をJAFに頼んだため、出発が大幅に遅れてしまった。この時点で、荷鞍山は諦め、白尾山のみにする腹積もりで出発する。しかし、それでなくても富士見下まで車で入れなかったことで、既に荷鞍山は遠退いていたのだが。車道は時々 舗装路の路面を見せていたが、右の斜面からの雪解け水が滝のように流れ落ちているのでその路面はごうごうと流れる川のようであった 。気温が高く、雪はツボ足の下で崩れ、歩きにくかった。辺り一面雪原の富士見下に着き、雪で埋もれたゲートを掠めて、十二曲がりに入って行く。

田代原下

適当にショートカットしながら進み、車道が大きく右にカーブする個所からは沢を詰めて、直接田代原に入って行く。広大な雪原をまっすぐに進み、特にマーキングはないが、様相でそれと進むべき方向はわかる。原を抜けると、ゆっくりだが、徐々に高度を上げて行くと、行く手を阻まれるように、馬洗淵に行き当たる。


馬洗淵

瑪瑙色の湖面は凍って、雪面との対比が美しい。大きく道は左手に曲がってから、山の縁をなぞって行くようになり、この状態は富士見小屋まで続くことになる。淵を過ぎると、車副は狭まり、一見して車道の上を歩いているとは思われなくなる。マイクロウェーブ塔の白尾山と、それに続く荷鞍山の稜線が見え始めるが、遅々としてその形が変わってこないのが疎ましい。


富士見小屋

アヤメ平からの雪庇が大きく崩れ、雪崩の形跡がある大きな沢を乗越してから、進むべき道が一旦、分からなくなる。左に斜上して行くと、再び山の縁を縫うように進め、漸く、前方に突き当たりになるような景色が展開してくる。小屋の屋根から落ちる雪解けの音が聴こえ、と同時に緑の屋根が見えると小屋に着く。


マイクロウェーブ塔

喧騒の時期の尾瀬の中でも、恐らく一番静かな峠である富士見峠から広い尾根を拾っていくと、マイクロウェーブ塔の立つ峰に立つ。するとアヤメ平からの至仏山が、目を転ずれば燧ヶ岳がその姿を見せ始める。黒々とした荷鞍山とその左手には日光白根山が一期は高く聳えている。ここから白尾山まで0.9kmの道標がほんの僅か雪面から頭を覗かせていた。


白尾山山頂

左にトラバース気味に下って、夏場なら湿原であろう平坦地からコブを二つ乗越すと、漸く白尾山の山頂であった。山名表記も何もない山頂は始めてのような気がする。それほど単調な山頂からの無線の交信は難しいと思われたが、甘楽郡の黒滝山に移動中のJS1MWD局と交信でき幸いであった。既に午後一時近かったので、早めに下山を開始する。


富士見下まで下り立つと、その先の車道は路面を完全に見せており、雪は路肩にあるだけの姿になっていた。車がスタックした所にも雪のひとかけらもなく、何か拍子抜けがしたように思えた。もう一日遅ければ富士見下まで車が入れ、ひょっとしたら荷鞍山まで行けたのかなと思って車中の人となる。

白尾山より至仏山 白尾山より燧ヶ岳 白尾山より荷鞍山

<コースタイム>

戸倉スキー場7:55→8:40富士見下→9:40田代原→11:35富士見小屋11:45→12:15マイクロウェーブ塔→12:45白尾山13:10→13:30マイクロウェーブ塔→13:55富士見小屋→15:10馬洗淵→15:22田代原15:30→15:45富士見下→16:10戸倉スキー場

<ルート図>

ページのトップへ