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岐阜と福井の県境の山で、稜線を北に辿ると、願教寺山を経て白山とつながっている。登山口へは高鷲ICあるいは白鳥ICから白鳥高原を目指す。イトシロシャーロットスキー場の先のY字路で、白山中居神社の道標があり、右手に入る。約3km弱で岐阜八景の白山中居神社の鳥居に突き当たり、道は左の石徹白川に下りて行く。すぐに2トン以上の車進入禁止の看板のある石徹白川にかかる橋を渡れば、右手に7台ほど停めらる駐車場がある。
夜半に着いたため、場所の不安があったが、道路の反対側に「春山登山・野伏山」の看板があり、安心して車中泊とした。山スキーでの登山もと考え、用具一式を持ってきていたが、周囲の状況から(雪が少なめ)ツボ足で行くこととした。
数分で除雪された道はすぐに達筆過ぎて読めない橋(おじらやま橋)を右折するように渡る。渡った先から雪のついた道となる。
この道は以前あったと牧場へと行く道で、道の下部は大分荒れており、道路に多くの枝が覆い被さっていた。杉木立の中を進むようになると、早朝のため雪も安定しており、快適に進むことが出来た。花粉症の身にはつらい杉木立の道が続き、道を所々ショートカットして高度を上げて行く。
ショートカットした道から雪の壁を靴を蹴り込んで登ると広大な和田山牧場跡にひょっこりと飛び出す。果てしなく広がる雪原からは野伏ヶ岳、薙刀山、右奥には白山の手前の峰々が遠望できる。気温の上昇もあるのか、既にもやっており、視界のクリア度は低かった。後で知ったが、黄砂の大飛来の影響であったようあった。雪原の末端まで行き、ダイレクト尾根に登る。
雪原の末端からダイレクト尾根にどこからでも取り付けるが、距離を詰めるため、左に行き過ぎないように直線的に登りつめる。幸いトレースがあり、急傾斜を登り切ると尾根に乗ることが出来た。未だ雪は緩んでいないので、ノーアイゼンで快適に高度を上げて行く。それほどの急傾斜ではなく、左右の快適なバーンを見ながら登りつめて行く。
たどり着いた山頂は小広く、標柱等一切ない丸い丘のようであった。視界は遠望が利かず、大展望はお預けとなった。風は弱いもののさすがに素手でいると冷たくなり、無線機を持つ手も悴んでくる。下山も緩んできた雪に助けられノーアイゼンで牧場跡末端に下り立つ。この付近に幕営し、スキーで遊ぶ余裕はこの年ではもうないが、帰路出会った、スノーシューを履いたボーダーの集団の小気味の良い足取りに若さを感じると共に、牧場跡の風景を目に焼き付けて、林間に下って行った。
下山後の温泉は「満天の湯」がお進め。ウイングヒルズスキー場の
ゲレンデを望みながら入る露天風呂があります。野伏ヶ岳は見えませんでした。
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