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位山・川上岳 5月28日 2005年


位山
1529mH
岐阜県下呂市・大野郡宮村
位山(2万5千分図) 三日町(5万分図)

川上岳
1626mH
岐阜県下呂市・大野郡宮村
位山(2万5千分図) 三日町(5万分図)


日本200名山の「位山」と同300名山の「川上岳」を結んで歩いて来た。位山は分水嶺で、北側の流れは日本海へ、南側は太平洋に流れる。山名の由来はイチイの木が多いことからや、神武天皇へ位を授けたことからなどがある。また、頂上部の巨石群にはそれぞれ曰くのありそうな名がついており、宇宙人が作ったとの伝説もある。一方の川上岳は、その山名を正確に言える人は地元の人か、300名山の完登を目指している人に限られるだろう、一等三角点の山である。「かおれだけ」と呼ぶが、位山、船山と共にこの地方では昔から三名山と言われている。男神の位山をめぐって、女神の川上岳と船山が競い合い、川上岳が勝ったという伝説がある。この話は三つの山の地形から生まれたようで、川上岳と位山との通い道がナベヅル尾根(天空遊歩道)で、船山と位山との溝が無数河川と呼ばれている。

両山を結ぶ距離は7.7kmで、往復するとなると15kmとなる。とすれば、最短距離で位山に登れるダオ林道を使って、位山から川上岳を目指すことになる。逆コースや、ダオ林道が使えないでモンデウススキー場からの往復となると、難しいかもしれない。


ダオ林道終点

国道41号から飛騨一之宮に入り、モンデウススキー場を目指す。国道より約6kmで、スキー場に着くが、その手前、右にダオ林道への入り口がある。災害で通行止めになることが多いと聞いているが、「災害で通行止め」の標識はあった ものの、ゲート等の物理的車止めはなく、入ることが出来た。6.3kmの悪路を走破すると、広い終点に着く。


位山登山口

立派なトイレ棟はあるが、水はない。位山探訪案内図の右横に飛騨一之宮水無神社奥宮の鳥居があり、それをくぐって山道に入る。身の丈もある笹が覆い被さっている所もあるが、良く踏まれた道で、標高差は僅か200mほどである。巨石群遊歩道と言う名がついているほど、左右に巨石が続く。中でも「天の岩戸」は大きく、ここでモンデウススキー場からの道を合わせる。


位山山頂

水飲み場の分岐を過ぎ、ツツジの多い道から右手に開けた所に出ると、白山の大展望が待ち構えている。展望台があった所であるが、今は何もない。その先右手に天空遊歩道の入口があり、更にその左手10mほど進んだ所に展望のない位山頂上がある。


先ほどの天空遊歩道入口まで戻り、川上岳まで7.7kmの道に入る。極端なアップダウンはないが、ピーク数は20を越えるという尾根道である。目印は川上岳まで5km地点の「餅谷林道分岐」、1443.7mの三角点、川上岳まで2.1km地点の「ツメタ林道分岐」があり、それを休憩ポイントとしたい。草原の道であったり、笹の道であったり、高山ぽい樺類が出てきたり、桧類も見られ、多種多様な山容の移り変わりを愛でながら歩を進める。巨樹巨木百選の「宮の大イチイまで1500m」の道標を右に見れば川上岳の頂上も近くなる 。

川上岳山頂

天空遊歩道が標高1400m前後のアップダウンであり、最後200mほど登り詰めれば山頂かと思われたが、頂上部に出てから歩を結構進めて、漸く大展望の山頂であった。一等三角点の名に値するそのパノラマは白山、北アルプスの峰々、乗鞍岳、御嶽山と、白い高峰が軒を連ねる。山之口から登って来られた初老のご夫婦と一時山談義をして、踵を返した。


御嶽山

帰路、2名の方と擦れ違ったが、何れの方もダオ林道から川上岳を目指しており、また、位山だけ登る方とも数名擦れ違い、人気のほどが知れた。


<コースタイム>

ダオ林道終点4:57→5:39位山→6:29餅谷林道分岐→6:49三角点→7:18ツメタ林道分岐→7:57川上岳8:30→9:02ツメタ林道分岐→9:28三角点→10:35位山10:43→11:12ダオ林道P

<ルート図>

「この地図の作成に当っては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平16総使、第420号)」

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