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台倉高山 6月17日 2006年


台倉高山
2067mH
福島県南会津郡桧枝岐村・栃木県塩谷郡栗山村
帝釈山(2万5千分図) 燧ヶ岳(5万分図)
N36°56′42″ E139°26′28″


6月14日に冬季閉鎖から帝釈山林道が開通し、桧枝岐村から馬坂峠まで入れるようになった。この17日に「オサバ草祭」が同峠であり、先着2000名にモンベル社特製オリジナルのオサバグサバッジがプレゼントされると言う。それを目当てでもないが、早い時期なら台倉高山から孫兵衛山まで行けるかもしれないと淡い期待をして出かけた。

馬坂峠は今回で三回目であるが、前回着た時は、帝釈山を目指して来たが、栃木県側から入れた。悪路の連続で峠まで登り上げた覚えがあり、最近は常時通行止めのようである。


馬坂峠駐車場

桧枝岐村上ノ原に大きな看板で帝釈山登山口の案内があり、桧枝岐温泉の横を通って、舟枝川沿いの林道を14.5kmで馬坂峠に着く。上ノ原から4km弱までは舗装路だが、その後砂利道になり、高度を上げて行く。昨夜着いた時は、一台もなかったが、写真は山を登り終えて戻った時のもので、峠は車でごった返していた。


オサバ草

4時頃目が覚めたが、上空には雲があり日の出は拝めそうになかった。帝釈山とは反対側に台倉高山の登山口があり、登山道脇にはオサバグサの群落が続いていた。稜線通しではなく、右に大きく回りこんで行くように道が付けられてあった。その先で小沢を渡り、針葉樹林帯の中を緩く登って行く。次第に残雪が現れだし、ルートとりが難しくなって行く。


針葉樹林帯の中の残雪

この時期、未だ人が入った様子がなく、広い尾根の中を進むのに時間を要した。時折、赤布などのテープ類も散見できたが、このような山にしては極端に少ないのが不思議に思われた。それでも迷うことなく、40分ほどで「鹿の休み場」という道標のある場所に出る。山頂まで1時間20分とあり、コースタイム的には丁度ということか。


三段田代

鹿の休み場の先からやや急な登りになり、残雪が消え、ルートがはっきりしてくる。木道が現れると、湿地帯に出て、左側の視界が開ける。更に2〜3分で「三段田代」道標に出る。山頂まで1時間とあり、コース中で一番の好展望所である。この道標上部の残雪の所で、ルートをミスする。一番の高みにある木に付けられた大きな赤布を目指したが、進路を阻まれていた。


三段田代上部の残雪

右往左往して、赤布の大分手前から進むべき道を見つけ、それに入り、少し右に回りこんで稜線に戻るようであった。積雪期ならば、あの赤布から稜線を下れば良いのであろう。2028mとの鞍部辺りに「山頂40分」道標があり、再び残雪が現れる。2028mピークの先で樹林越しに双耳峰のような山塊が見え出し、左のピークが台倉高山と思われる。


台倉高山山頂

6:40頃、左側が切れた視界が開ける場所に出ると、前方に台倉高山が見え、双耳峰との鞍部辺りに進むと、急な残雪の短いトラバースがあった。そこを過ぎ、細くなった稜線通しの急登を登り終えると、台倉高山の山頂であった。切り開かれた山頂からの展望は360度だが、雲がやや多く、さらに靄もかかっていることもあり、それほどの好展望は得られなかった、


山頂からの燧ヶ岳

会津駒ヶ岳は雲の中で、稜線がはっきりとせず、その代わり燧ヶ岳と至仏山、平ヶ岳、日光連山は雲の上に浮かんでいた。馬坂峠から台倉高山まで直線距離で2km強、台倉高山から孫兵衛山まで4kmであるが、山頂から孫兵衛山方面の尾根は藪で、残雪が殆ど見られなかった。あわよくば孫兵衛山と思ったが、この状況下では無理と判断した。


荒海山でも経験したが、この稜線上の山からの電波の飛びは良いようで、関東方面への入感が強い。無線を終え、写真を撮っていると、団体が登って来て、一気に賑やかな山頂となってしまった。14名の団体で、私のトレースで容易にルートが判然としたとのこと。オサバ草祭りが台倉高山、帝釈山、田代山の山開きの様相であった。帰路、はっきりとしたトレースで戻れたが、一部やはり迷うような個所があったので、この時期の安易な入山は控えた方が良いであろうか。それでも、この日出会ったハイカーの数は団体を含め30名ほどであっただろうか。

下山後の温泉は桧枝岐温泉であろうが、何度か入っているので、この日は小豆温泉の「窓明け湯」にした。三ッ岩岳の登山口に位置し、三つの施設があり、どれも個性的である。


<コースタイム>

登山口4:42→5:24鹿の休み場→5:55三段田代→6:16山頂40分道標→6:282028m→6:52台倉高山7:18→7:52山頂40分道標→8:09三段田代→8:25鹿の休み場→8:50登山口

<GPS情報>

登山口 標高1790m N36°57′50″ E139°27′32″

<ハンディGPSによる台倉高山ルート図はこちら

「この地図の作成に当っては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平16総使、第420号)」

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