非常放送設備

火災・地震が発生した時、すべての人が安全に避難するためには何が必要か。 確実な避難路が必要なのはもちろんですが、正確な情報がすべての人に迅速に伝えられる事が何よりも大切だと思われます。

非常放送設備はバッテリーにより停電時でも一定時間は館内一斉放送が可能です。 音声自動放送機能に加えマイクによる避難誘導放送が出来ます。 このとき非常用マイクが優先され他の放送をさえぎって指示連絡が可能です。 もちろん非常時以外は、BGM放送・チャイム放送・電話からの放送として有効活用できます。

もちろん配線は耐熱配線ですので火災時にもある程度の時間は放送できます。 火災報知設備のベルが無く非常放送からのメッセージによる音声警報が主流になりつつある為その重要性が一段と高まっています。

非常放送設備は、店舗等では収容人員が300人以上の建物に義務設置されますが それ以下でも多数の人が出入りする建物では是非ほしい設備です。一度設置すれば15年、20年と使用可能な耐用年数が長い設備です。

※非常放送中は電話からのページング放送等が出来ません。火災受信機が復旧していないと非常放送は復旧できません。
 その時は、火災受信機の非常放送移報停止スイッチ又は移信停止スイッチを操作することにより非常放送のみ復旧出きる様になります。 非常放送の復旧は防災アンプの”非常復旧”スイッチにて行ないます。(機種によってはカバーの中にあります)

 

 

 

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