今回はARCゲリラ運転会場からのレポート

お手軽に「横川」のHOレンタルレイアウトで遊びましょッて企画なわけで。

 

 安中は今日も雨だった。

 レイアウトハウスは鉄道資料館の隣です。

 

こんなレイアウトです

文化むら線の基本は8の字複線エンドレスです。

ここはメインステーション。2面4線の駅には20m級14Bが停車可能。

構内にはほかに4本の留置線が設置されています。

 

駅の右側はこんな感じ。カーブを2回切って駅の対面に出ます。

 

駅の対面には広大なヤードがあります。本線はここから上り勾配になって8の字エンドレスの頂点を目指します。

 

 

 

 

 

そのヤードは意外と大規模。橋脚を噛ませて持ち上げてあるのが本線です。

線路はエンドウの組線路が中心ですが、ヤードにはKATOユニトラが使われています。

ちょっと見難いですが、本線は駅をオーバークロスしたあと再び高度を下げ、画面中央の山をぐるりと回って駅に戻ります。線路延長は約80mなのだそうです。

レイアウトを管理しているボランティアさん(一番手前の方)が、制御機器類の説明をしています。

奥に見えるのはNゲージレイアウト(工事中)。

 

ストラクチャーはペーパークラフトで簡便に表現されています。

 

輸入ストラクチャーが並んでいる場所もあります。ガメラの傍を独メルクリンのHOゲージが周回中。

ちょっとメルヘンチックな一角…

 

運転席です。連動盤を挟んでエンドウのパワーパックとTOMIXのサウンドコントローラーが2基ずつ配置されています。動力車の消費電流に応じて好みのコントローラーを選択します。

 

実物換算でざっと40/1000位ありそうな急勾配(もしかして66.6‰??)。

このため文化むらHPでは「快適な走行を楽しむには、6両編成2モーター程度が最適」とアナウンスされています。

 

 

勾配区間のサミットは赤い鉄橋。ここは前写真とは鉄橋を挟んで反対側の勾配区間。

曲線抵抗が加わるので、こちら側から登る列車は一層条件が厳しくなります。

 


なにはともあれとりあえず一周

本日のエスコートは、ゲスト・OMRC原田会長の天賞堂カンタムD51。

後に続くはARC飯野・市田所有のプラ旧客、現車7両換算28両。

OMRC+ARCの「混合列車」です。

 

出発信号機に見送られ、カンタムシステムの壮大なドラフトを響かせて加速するD51形。

 

 

 

赤い鉄橋をアンダーパスして…

 

簡略表現されたトンネルを通過。

 

 

 

 

 

ヨーロピアンな町並みの軒先をかすめて上り勾配に入ります。

 

メルクリンのドイツ系古典機とTGVが見守る中、S曲線の勾配に挑みます。

 

 

 

 

 

D51形では20m級7B程度なら楽々クリアしました。

 

 

軽やかに勾配を下りつつ、対向から登坂に挑むブルトレと離合。

 

 

 

 

 

カーブでさらに速度を節制しつつ…

 

…メインステーションに戻ってきました。

跨線橋は輸入プラキットのようですが、国鉄形車両によく似合っています。

 

 

 

エントリー車両いろいろ

初エントリー車や未紹介車をいくつか。

 

白鳥、再び碓氷へ(ARC別府)

一昨年のJNMAで衝動買いしたキハ82系は、瞬く間に14Bまで増備された。

食堂車2両連結の豪華編成が碓氷峠の麓によみがえる。

 

夜の女王、降臨(ARC荒井)

堂々の13B。今までゲスト車の運用に頼っていた寝台電車もARC車でまかなえるようになった。

昭和の上野口(ARC飯野)

昭和後半期の上野駅を代表するカマと言えばEF80形。今は亡き鉄道模型社(テツモ)の逸品だが、MMを旧式のタテ形からカンモーターに換装、静粛かつパワフルな走りを見せる。

 

新旧過渡期の長岡運転所(旧新潟色=OMRC原田会長)

旧新潟色もすでに追憶の彼方。

湘南色(ARC荒井)との並びにも、さほど不自然さは感じられない。

 

 

 

昭和〜平成世代(ARC荒井)

ローズピンクにJRマーク、黒Hゴムの組み合わせが、所有者の微妙な年齢を物語る。

 


そこに山があるから…勾配検証in文化むら線

「6Bで2M」を推奨する文化むら線。ARC配置車の動力ではどうなのでしょう??

 

 

KATO「白鳥」14BはM車2両。台車性能の良さと相まって、Sカーブ勾配も楽々クリア。(ARC別府)

 

オールブラスの荷電+70形8BはLN14モーター+MPギヤ片台車駆動のM車が5両。

パワーにモノを言わせて登りきった。(ARC飯野)

 

 

 

同じくオールブラスの横須賀線12BはEN22モーター+MPギヤ両台車駆動が2両、LN14モーター+MPギヤ片台車駆動が1両。特に問題なし。(ARC市田)

 

KATO25形はプラ製とはいえ、「あさかぜ」14Bともなると結構重い。しかし! 驚くべきことに同社のEF65形PFはこれを牽いて軽々と駆け登った。恐るべし…(ARC荒井)


TOMIX「はつかり」13BはM車2両。S曲線の勾配も楽勝。(ARC荒井)

 

 

TOMIXの64はコキ車12両を単機で引っ張り上げた。(ARC友田)

 

 

 

 

 

このクラスともなると、コキ車12Bごときではホンのウォーミングアップ。

(ARC友田)

 

TOMIXのプラ罐達はゴムタイヤの威力と相まって、いずれも優秀な登坂性能を示した。

 

 

 

 

 

 

 

 

惜敗したのが天賞堂C6223。KATO20系を10Bに減車して挑むも、あえなく空転。ウェイト増量等、今後に課題が残った。(ARC市田)

 

 


レイアウト添景

 

電化間近し

架線柱が立ち並び、近代化の槌音が響き渡る中を、最期の日まで黙々と任務を全うした蒸気機関車。

 

津軽海峡の終着駅

上野発の夜行列車が続々と到着する青森駅の朝。

 

 

戦士の休息

夜行列車の長い任務が終わり、客車から解放されようとする牽引機。

 

 

 

北海道@‘60s〜‘70s

蒸機時代末期の北海道風カット。

D51形と青い旧形客車のコラボは、かつてのSL急行「大雪」あたりを彷彿とさせる。

切り詰めデフじゃないのはご勘弁。特急は「おおとり」か「オホーツク」か。

 

 

 

 

 

以上、碓氷鉄道文化むらよりお伝えしました。

おわり