旧形国電増殖中・・・何かに取り憑かれたかのような驚異的なハイペースで増産が続いている、ARC飯野会員:製作の旧形国電群。

 

左)新前橋の80形電車 右)長野原(吾妻)線の40形2B (ARC飯野:製作)
115系が投入されるまで、シマ電は80形の牙城だった。高崎・東北線用に増備された80形の第4次量産車は、80形初のアルミサッシ車。
本作はKSモデル製の車体とピノチオ製の湘南顔を組み合わせた、まさに贅沢な構成。屋上のラッパ(タイフォン)が泣かせる。
そしてクモハ60形とクハ55形の2B。ピノチオ・キット組。



流電と並ぶ。上の40形の奇数側につくクハ55442(高シマ)はサハ57形改造の平妻車。
傍らをピノチオ最新版キットを組んだクモハ52形が通過。ちょっと飯田線な雰囲気。(共にARC飯野:作)



前面窓が小窓化されたクハ76形(左)
左のクハ76022(高シマ)は昭和25年に木枠の前面窓で落成した車両。
後年の更新でHゴム窓に改装されたが、その際、窓下に通風口を設置したため、実は小振りの前面窓になっている。
KSモデルのプレス前面を2個使って小窓化した意欲作。(ARC飯野)



クハ76形二態(共にARC市田:製作)
金太郎塗りの曲線ラインは時代ごとに、また各車ごとに微妙な差異が見られた。
本作は実車晩年の塗り分けラインに拘泥するあまり、上段のクハ76088(高シマ)は3回、
下段のクハ76301(名シン)は2回塗り直し、ようやくこの顔に落ち着いたとか。
塗料代よりリムーバー代の方が高くついたことは言うまでもない・・・トホホ。(本人談)



そして、横須賀線12B 乱舞す
昭和30年代末期、70形が横須賀線で最後の活躍を見せていた頃の12Bが2本出現。
(奥・ARC飯野、手前・ARC市田)

 

左)こりゃまた名鉄軌道線のオマージュだで。モ510形がプラで発売されるとは夢だがやも思わん御仁が多いのではなかろうか。
プラ製品が新しい16番ファンを開拓するとともだがや、在来のファンも抵抗にゃあプラ製品を受け入れるようだがやなった証といえなくもあらすか〜。
真鍮製のモ600形もタジタジといったところだがや。(すべてレイルジョイン・ARC富澤作)

右)なまら北海道っしょ(意味不明)ED76−500はOMRC塩澤氏のコレクション。
続くは北海道形フリークスのOMRC原田会長の50系(51形)客車。塩澤さん、せめてナンバー貼りましょう…

 

左)昭和40年代後半の団体臨時列車。
両毛線が旧形国電の天下だったころ、まれにこんな列車が走ってきて、沿線の少年マニアは目を見張った。笑っちゃいけない。
電機といえば茶色のEF12(15)しか来ない地方路線で、青い機関車はとってもアバンギャルドな存在だったのだ。
(EF58・ARC市田、12系客車・ARC荒井)

右) PFの牽く急行列車。20年以上前の天賞堂製PF(ゲスト佐々木氏)が牽く急行列車。
団塊ジュニアな世代にとっては見慣れた姿であろう。写真では判りにくいが、後に続くのは12系+20系の「ちくま」編成。

 

機関区点描。(共にゲスト佐々木氏:作)

左)氷柱切りをつけて勇ましく変身したトミックス製EF81形。簡単な加工で市販品とひと味違う表情が楽しめるという好例。
右)いわずと知れたロクサン。群馬が本拠のARC、16番班でロクサンといえば「モハ63」だが(核爆)、
電機のロクサンは初登場。カラフルに色サシされた電ランのフタが効果的。

 

左)トミックス製EF64−1000だが、一体成形された妻(つま)開戸(ひらきど)と尾灯を撤去して別パーツに交換し、俄然表情が豊かになった。
真鍮線に交換した手摺りも雰囲気を盛り上げている。
右)北斗星色のEF81形はエンドウ製。実機に比べて色合いが華やか過ぎるようだが、
当時、くすんだローズピンクの群れの中に突如出現した北斗星色は、実際この位のインパクトがあった…との所有者(佐々木氏)談。

 

左)ペーパー電車 現る。ゲスト佐々木氏は16番のキャリアが長く、ペーパーモデルもそつなくこなす。189系あさまはロクサンのよき相棒である。
TOMIX製489系「あさま」と、 小高模型製ペーパーキット製作の189系国鉄色。
右)489系の上野方にぶらさがるロクサン。ぶどう色2号塗装の18・19号機として製作です。

 

左)エンドウの真鍮キットを組み立てたEF63形2両は、ゲスト佐々木氏の作品。他にも、ひかり模型製も含め6両のEF63形を持ち込まれました。
右)まさにARC鉄道博物館。電気機関車群、そのままでは全て並べきれず、観賞目的で持ち込まれたエンドウ製直線線路も用意されたほどでした。

 

そして夜の主役たちが出陣。
左)ARC16番本部長・市田所有のEF66形+24系25形の「はやぶさ」フル編成。カツミとKATOの組み合わせで、
双方のメーカー車両が連結できるように一部にカプラーの交換をしています。
右)583系。「きたぐに」「ゆうづる」はゲスト大川氏の所有。

 

やっぱり群馬といえば・・・これだんべぇねえ。
左)両毛線沿線在住、ARC飯野・ピノチオの真鍮キットで製作、モハ70形新潟色とモハ80形湘南色2編成。
はあ、好き時代の水上駅ってイメージなんかねえ。
右)上毛電鉄沿線在住・ARC富沢の手による上毛電鉄いろいろ。手前の800形と奥の700形(元・京王電鉄3000系)は、ペーパーによるフルスクラッチ。

 

上電沿線でもおなじみ、桐生線の貨物列車赤城行き。1996年9月25日に廃止されました。
ARC富沢がアダチの真鍮キットで製作、東武鉄道ED5010型。連結された東武鉄道仕様トキも改造です。
最後尾に連結された、ヨ201型はモデルワム製品のキット。